浮世絵……浮世絵は江戸時代、人々の娯楽の代表として江戸っ子の必需品となった大衆娯楽です。特に中期から末期にかけには鮮やかな色使いで錦絵ともいわれ浮世絵文化が開花しました。

人気の絵師の作品を彫り師が版木を色分けして何型も作り、それを寸分狂わずに刷り師が何工程も重ねて刷ることにより完成するという手のこったものです。

特に流行したのは意外にも天保3年(1832)頃からの天保の大飢饉の最中だといいます。
慢性的な飢饉の中,家の中で歌舞伎の役者絵や相撲、花見などの絵を見て空腹を紛らわせてたともいわれています。

当時の西洋の画家のゴッホやモネやロダンなどにも影響をあたえ、特にゴッホは生涯一枚しか絵が売れなかった(赤い葡萄畑(La Vigne rouge))のみの貧乏画家だったのですが、おそらく生活を切り詰めてでしょう、画商だった弟テオから477枚もの浮世絵をコレクションしてた事で有名です。

浮世絵では何人もの絵師が共同で一枚の絵を描くことがあると知った彼は、ゴーギャン達を招き同じように1枚の絵を製作しようとした位ジャポニズムに心酔してました。(のちに有名な耳切り事件に発展し実現はしませんでしたが…)
1887年に描いたダンギー爺さん( Portrait of Pere Tanguy)ではバックに彼の所蔵の浮世絵が模写されています。

このように江戸の大衆からヨーロッパの画家までを魅了した日本が誇る文化浮世絵。 繊細、神経質にて大胆、無骨なのに華やかな日本人の粋を五感で楽しんでください。 

       

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2010SPARKKOOLPRESENTS 浮世絵展開催!

 

 

SPARKKOOLではこの他にも沢山の本物の浮世絵(江戸、明治版画)を展示してあります。


当店のお客様にはいつでも自由にご鑑賞していただけます。 (要予約)

 

紙からインクの発色までこだわった復刻浮世絵ポスター(額付)も販売いたしています。

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